さ み だ れ 雑 記 | 74 | 2007年3月5日 |
捨てる(2)IBM Aptiva 2144-28J
これは見てのとおりハードオフで1,500円です。何を思って買ったのか忘れてしまいました。これに前回のPS/Vのフロッピィドライブが入っています。
フロッピィディスクを取り出すボタンが青でしょ。PS/Vのボリューム調整の円盤の色も青でした。このドライブは1.4Mだけではなく、1.2Mも読めるようになっていました。もちろん当時全盛だったNECのPC-98シリーズとデータをやりとりするためです。
それでも当時、というかDOSを使う限りにおいては、NECの方が速かった。テレビCMで、98はスクロールが速い!ってのを表現するために、たしか大江千里がスーツ姿でジェットコースターに乗って・・・っていうのをおぼろげに記憶しておりますです。
何でNECの98の方が速いかというと、漢字ROMを内蔵していたからです。DOS/V機は漢字のフォントはファイルでした。それを読み込んで、グラフィックとして表示するんで、とろかったです。
でも、それはあくまでDOSの話で、Windowsになると、NECの98もDOS/Vも同じ。世の中がWindowsになるに従い、DOS/V機がじわじわとシェアを伸ばしてゆくことになります。DOS/V機買った人のほとんどはDOS/V(MS-DOSあるいはIBM-DOS)は使わずWindows使ってたと思います。閑話休題。このボタンが青色のFDD、自作DOS/V機では動きませんでした。IBM機なら機種が違っていても動きました。ま〜ど〜でもいいことなんですけど・・・。
スペックはこんなもんです。ほんと、いくら1,500円だとはいえ、何するつもりだったんでしょう?部品取りで、CD-ROMとFDDが欲しかったんでしょうか?
開け方もPS/Vとおんなじです。
中の構造もよく似ています。FDDはすぐ取り出せました。HDDを取り出そうとすると・・・。
まあ、こんだけ纏めて取り出さなければHDDが出てきません。分解するんだからいいんですけど・・・HDD換装しようとすると大事ですね。
IBMは自分とこでHDDも作っていたんですが(現在は日立が引き継いでいる)、こいつはMaxtorですね。IBMの保障がついているようですが。
こいつのジャンパーもおなかの基板上でした。こんどは結構、ピントも合いました。
左下のピンです。こいつでMaster、Slaveを切り替え。おっとこいつにはCable Selectはないですね。
ヒートシンクは針の山。
なんか、実物より写真の方が立派に見える・・・。
グラフィックチップはシーラスロジックでした。Windows3.1の時はとってもメジャーでしたね、シーラスさん。
マザーボード全体図です。下は筐体の骨格見本です。
う〜ん、マニュアルで撮る技術がないもんだから、うまくとれるかとれないかは偶然ですねえ。露出とかシャッター速度とか感度とかむつかしそうで敬遠してます。そこらへん勉強したらストロボ禁止モードでもうまく撮れるようになるんでしょうが・・・。
さ〜、こいつも記念撮影が終わりました。迷わず成仏じゃない、生まれ変わってくださいませ。
なんともはや・・・なデザインですが、これがわたくしが初めてDOS/V機を自作したときのマザーボードの箱です。
GigabyteのGA-586ATX2というボードです。白いPCIが4本、黒のISAも4本、メモリはSIMMが4本挿せて、DIMMも2本挿せる。これまでのメモリを流用したくてこのボードにしたんだろうと思います。
いつごろ買ったのか記憶がはっきりしませんが、Rev1.0は1997年7月17日です。このボードはRev2.12ですね。たぶん1998年に買って、Windowsの98を入れたんでしょう。ちょうど自作が流行りだしてしばらくたった頃でしょうか。当時は自作したら価格メリットがありました。
CPUはPentiumの時代です。AMDはK6の時代です。CPUによって電圧とかが違うので、表を見ながら写真の青いスイッチで設定しました。
AMDは今は(だいぶ前から)Intel互換をやめてます。どういうことかと言うと、AthlonはAthlon用のソケット、つまりはマザーボードを必要とするようになったということです。この時代のAMDはIntel互換でした。つまり同じマザーボードにIntelのCPUもAMDのCPUも使えました。最近Vistaマシンを自作しましたが、メモリの規格はDDR2になっているし(DIMMの次の次の次の規格ですか)、グラフィックボードはこの当時はPCIですが、AGPが出て、今ではPCI-Expressです。IDEも一本(2台)ありますがSerial-ATAになってるし・・・・。それに何と!電源の規格まで違ってました。上の写真の左端の中央に白いプラスチックの穴の開いた四角が見えますが、ここに電源を挿します。この穴20個でした。それがVista用に買ったボードのは24個。あわてて、変換ケーブル探しにいきました。あったので電源ごと代える必要はなかったです。
ま、こいつも捨ててもいいんですが、「なんともはや」な箱に入れて当分とっておこうと思います。ま、記念です。