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73 2007年3月4日

捨てる(1)IBM PS/V

 

使わないパソコンを処分することにしました。

蔵も物置も倉庫もないので、部屋の片隅で寝ているパソコンや周辺機器をだんだんと処分していこうと。

まあオークションとかにかけたら、500円程度なら引き取り手もいらっしゃるかなとも思わないんでもないんですが、面倒。
パソコンとしたら、次の引き取り手を見つけてもらった方が幸せだろうとは思うのですが、そこらへんは勘弁してね。その代わりといってはなんですが、分解して「電気製品ひきとります。壊れていてもOKです」ってところに引き取って貰ってリサイクルしてもらうからね。ということでございます。
分解してたら、リサイクル料金いらなかったりして、とか思ったりもしています。だって処分予定のパソコン10台ほどあるんだもの。

 

 

スペックは上に書いてあるとおりです。年代はネットで調べてみると、1992年10月にPS/Vという機種が発売されているようですが、「PS/Vシリーズ」というべきもので、EntoryとかVison(モニター一体型)とか色々なPS/Vがあるようです。
Windowsと書いてありますが、IBM版MS-Windows3.1Jが出たのは、皇太子・雅子さま御結婚と同じ1993年の6月だそうです。この機種が1922年のPS/Vなら、Windows3.0ってことでしょうか?
ま、1992年から93年ごろのマシンです。

これは昔勤めていた会社の同僚から貰いました。1999年夏ごろだそうです。だそうです、というのは、これは、 「さみだれ雑記40UNIXだよ、おっとさん。(1) 」に登場するマシンで、久しぶりに読み返したらそう書いてありましたです。
元の持ち主はたぶん、Windows3.1とOS/2とどちらも使っていたのではないかと思います。


 

さて、そろそろ分解しましょうか。

 

扉を開きます。たしか、CD-ROMはいまある場所のちょうど下の箇所にあったような気がします。FDドライブは取り替えたものです。もともとのFDドライブは別のマシンにおさまっています。ど〜でもいいですが。

さて、 中央にあるノブっていうんでしょうか、下の画像の中央の出っ張りですね。これを上に押し上げておいて、前面と上・右・下のカバー全体を、前に引き出します。だいぶなやんだ記憶があります。、

 

 

それにしても、きちゃない画像ですね。すいません。

 

 

 

マザーボードに、ライザーを立てて、それにISA(アイサー)のボードを挿す構造になっています。刺さっているのは、Lanボード。2000年当時レガシーになっていたISAのボードをわざわざ購入したと思います。上のきちゃなくて小さい画像じゃ分からんですね。

 

 

ISAボードをとっぱらいました。マザーボードに刺さっているのがライザー。4本ISAが挿せるようになっています。そのライザーの手前、マザーボードの基盤上に「S3」と書いてあるLSIが見えるでしょうか?これがグラフィック用のLSIです。
S3は1989年設立の老舗のグラフィックチップメーカーだそうです。SavageとかChromeとかを作っていますが、nVidiaとかATIに押されて影が薄いですね。

 

 

私としては、偶然いい感じでとれた画像です。メモリーはSIMMです。しかもParityありのメモリです。Panasonicが1枚、Sharpが1枚。Hyndai1枚、メーカー不明のJapan1枚です。チップのでかさ、足の太さが時代を感じさせます。

 

 

HYUNDAIって車屋としてしか認識してなかったですが。しかし、露骨に天井の蛍光灯が映っていますね〜。

 

 

 

ついでに、当時のメモリーのチップのでかさを示す1枚。真ん中の緑の線が、メモリーの基盤です。その両側にでかいチップがでかい足で基盤に張り付いています。これは16Mです。

 

 

 

フロッピードライブを取り出した状態。なんちゅう構造。

 

 

ハードディスクの取り出し方もすごいです。
上の写真、ハードディスクの上に2台CD-ROMが取り付け可能になっています。このHDは545M。DOSやWindows3.1なら余裕の容量です。

 

 

ジャンパーの位置がすごいですぅ。HDの腹の基盤上です。

 

綺麗に撮れませんでした。根性なしの私。上の画像の右下隅にあるピンです。これがジャンパー・・・。

 

 

 

分解ももう終盤です。CPUを取り出しました。当時はヒートシンクがついているだけです。もう少し前の時代はヒートシンクもついていませんでした。

 

 

CPUのムカデの足。最近久しぶりにVistaマシンを作ったら、ムカデの足がなくなっていました。

 

 

たこの吸盤・・・・違うか。まあ、足を折る危険がなくなったんでいいことだと思います。それにしても接点の数の多いこと・・・・。これはCeleronDですね。

 

 

残るは電源だけです。

 

電源も取られちゃいました。HDとフロッピィ・ドライブはとっておくとして、後は処分です。マザーボードどうしようかなあ?そんなに場所はとらないが・・・。

 

 

このマザーボード、486DXがソケットに挿されていますけど、基盤に直付けすることもできるようにしていあります。下の画像の左側。486のSXあるいはDXが直付けできる仕様になってますね。

 

 

 

 

さて、別れの記念写真を撮られたPS/Vちゃんは、リサイクルに回されるのでありました・・・。ちょっと心苦しかったりするんだけど、まあ、持っていても場所とるだけで仕方ないんで、ごめんね、成仏してね・・・じゃなくて、生まれ変わってね。

ということで、昔のマシンの解体シリーズが短期集中かな・・・・。

 

 

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