さ み だ れ 雑 記 | 63 | 2000年8月13日 |
相互リンクを張らせて頂いているフクダさんのページのiの研究十四回<デザインの研究>。
フクダさんてマックが好きなんだな〜、ということがよく分かる更新でしたが、その中に:
(Linuxを)すでに幾つかのハードメーカーがOSとして搭載を決めたようですが、ハードのデザインはWindows機の流用です。という一節がありました。
魅力的でしかもLinuxのビジョンを体現したハードが現れたら、Macの強敵になるでしょう。
それに対するEメールの拡大版といった趣の今回の更新です。画像とかも使いたいので〜。htmlでメール送るのもなんだし、雑記に書いちゃえ。。。。
Linuxマシンでデザインに凝ったやつあったはずだけどな〜
と思っても、(買う気がないので)すぐに思い出せず・・・手元にある、Linux
Magazine7月号をひもといてみると、あ、あった
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こんなやつだけど、いかがでしょう、フクダさん?
しかし、このコンピュータ屋って、aqua-computerっていうんですよ〜。Mac OS Xのアクアとの関連は不明ですが。
まあ、後ろのマシンがsilver neonという名のマイクロサーバだそうです。スペック的には大したことないですが、データ保護用に緊急バッテリーを内蔵していて、万一停電した場合にシャットダウンする機能があるんだそうです。そんなんで40万程度のお値段だそうです。
手前のはwhite neonという名前らしいです。
でも、私の覚えていたのはなんか小型の・・・・と、別の雑誌で米COBALT NETWORKS社に関する記事が。。。Linuxを搭載したオールイン・サーバー(何のこと?)などを出している会社で、「ハードでは差別化できないためソフトウエアの付加価値やクオリティが勝負になる」....
なんか、この会社みたい。。。でもURL書いてないのよね〜。と適当にURLを打ったら正しいURLを探して着いちゃった。。。
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こんなやつです。名前はQubeだそうです。
私が雑誌で見た記憶とは少し違うので、これはたぶん二代目だと思いますが定かではありません。他の会社かもしれませんし。。。
次。。。。
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どこが<デザイン>じゃ!とも思いますが、<デザイン>を「広義には思想、設計」ととると、2.5インチハードディスクと同じサイズにした、これも立派なデザインといえるでしょう。
私は、最初、Linux Magazine7月号p.38で見たとき、息を呑みました。
出しているのはセンチュリーシステムズというところです。お値段も59,800〜99,800円。(サンプル価格・個人でも購入可能)
ほ、欲しい!
と一瞬思い。。。。。私には使いこなせない。。。。と諦めました。。。
何に使うんじゃ?というともちろんサーバです。
Webサーバ、メール、DNS/DHCP、FTP、NTPタイムサーバ、ダイアルアップサーバなど豊富な機能を実現でき、ハードディスクを付ければ、NFS/Samba/NetatalkによってUNIX/Windows/Macintoshのファイルサーバとして利用できる。と雑誌に書いてありました。ちょうど今私が使っているIBMのパソコンにLinux入れたマシンと同じ使い方ですね。前の雑記に書きましたが、このIBMパソコンはUNIX/Windows/Macintoshのファイルサーバで使えます。また試しに動かしただけですがイントラネット内Webサーバとしても動きます。前の雑記に書きましたが、このパソコン。(キーボードだけは付けていないとマシンが動かないので付けてますが)マウスにもディスプレイにも繋いでいません。電源を入れるiMac,Windows機からtelnet経由でログインする。telnet経由でシャットダウンする。終わり、です。
また、2つのネットワークポートを生かして、ファイアウオールやIPマスカレードといったルータ機能を持たすのもいいだろう。
「パソコン」にキーボード、ディスプレイは必須、かもしれないが、コンピューターには必ずしも必須ではありません。ということで
eServerには、キーボード、マウス、ディスプレイを接続することができないため、ネットワーク経由で操作するためには、ネットワークアプライアンスと呼ばれている特定用途向け製品と同じように、Webブラウザでの操作は必須といえよう。ということである。最後のWebブラウザ云々は、ルータの設定がブラウザで可能になっていたりする、そのことであろう。なお、ブラウザ上からtelnetでログインできるのもあるらしい。びっくりするなあ、もう。。。
さらに、このサーバのCPUはPowerPC 860T 50Mhzというものである。れっきとしたモトローラの「周辺装置を統合したマイクロプロセッサ」だそうである。じゃによって:
アプリケーションの開発は、LinuxPPCが動作するMacintoshでコンパイルするのが簡単だが、PC上のクロスコンパイラを利用することも出来るし、ハードディスク付きのモデルならeServer上でセルフコンパイルも可能だ(ただし、RAMを32Mバイトに増設が必要)。なんである。
上の引用が何のことか分からないという人の為に解説すると:
「コンパイル」とはC言語などの非インタプリタ型言語で、ソースコード(テキストファイル)実行可能なファイルに変換することである。このタイプの実行ファイルはCPU依存するから、PowerPCのマック上で動くユニックスでコンパイルするのが簡単だが、PC上の
クロスコンパイラ、つまり、異機種用の実行ファイルを作成するものを使うこともできる(実行確認は出来ないはず)し、という話です。
しかしこのサーバは、OSはLinux、あるいは「iTRON準拠のリアルタイムOS」を選択できるんだそうです。
TRONは坂村健という人だったと思うけど、その人が中心に開発した「国産OS」B TRONがそのパソコン版だったと思います。
が、会社の同僚の話によると:
なんだそうです。
え〜?
ですが、世の中に一番蔓延しているコンピューターというと家電組み込みのマイコンだそうで、そのマイコンでは圧倒的にTRONが使われているそうです。(使用料がタダらしい・ここら辺詳しくないので、だれか教えて頂ければ幸い。。。)携帯なんかにも使われているらしい(らしいだけで知らない。。。)
まあ世に蔓延するマイコンの数がすごいから、それに比べればパソコンなんかのOSなんかめじゃないらしい。。。。ごもっとも。
閑話休題
老舗プラットフォームがこれを使った製品を出していました。
( http://www.plathome.co.jp/products/openblocks/index.html)
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むき出しの方が迫力あるな〜。より詳しいことが知りたい人はhttp://www.plathome.co.jp/products/openblocks/0002.html
を訪れてみてください。
@@@
これまでは、Linuxでした。(最後のはiTRONも可でしたが)。
次に紹介するのは、業務用マシン。OSはNT/2000ServerもしくはLinuxで、フクダさんのいう
「Windows機の流用」のデザインです。
まあ、上のも「業務用マシン」ですが、SOHO及びマニアックな個人向け。次のは大企業向け(だと思う)
それは、ラック型。
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これもウインドウズマシン。(Linuxマシンにもなる)
中身が気になるのは自作しているからか。。。。。
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IDE hot-swap というのはたぶん、電源つけたままでハードディスクの抜き差しが可能ということであろう。高級サーバーはその性格上、そんな機能が必要なのである。
どんどん画像が増えて重いページになるが、こんなのも見っけ!
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正面から見て、ラックの蓋を開けたとこである。後ろから見るとこれ:
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(ここら辺の画像はhttp://www.systemworks.co.jp/から盗んできました。無断使用ですが〜URL書いて出典明記したから許してね〜)
で、この「ラック型」をどう使うんじゃ?となると、さすがに画像が増えるのはいやなので、
http://mall.jcsn.co.jp/web/products/option/kdd.html
に興味のある方は行ってみてください。KDD株式会社のサーバだそうです。。。。
Qubeの正面以外からの画像をみっけ!
偶然http://www.systemworks.co.jp/mserver.htmに有りました。サイズも20cm角だと判明いたしました。
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色合いが全然違います。実物の色はどんなんでしょう?
しかし、面白いですね〜。気が付きました?
シリアルポートとイーサネットの端子しかありませんね。しかも赤字は追加機能と書いてますね。シリアルポート追加したいなら追加するよ〜です。しっかしイーサネットも追加ってなんなんでしょね。何も追加しなかったら何もつなげない。。
このキューブ型のオリジナルはステーブン・ジョブズのNeXTでしょうが、フロッピィディスクがないどころか、マウスレス、キーボードレス、ディスプレイレスのマシン・・・
フクダさんの「Linuxのビジョンを体現したハード」の「Linuxのビジョン」が何を意味するのか私には分かりませんが、マウスレス、キーボードレス、ディスプレイレスのマシンはマックでもウインドウズでも出来ません。
このQubeは「魅力的でしかもLinux(UNIX)でないと作れないハード」だと思いますが、これは「Macの強敵」にはなれないですね。
「パソコン」じゃないですもん。
じゃ、またね〜