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56 2000年6月4日
帰ってきたご隠居さん(1):Web共有
 

ご隠居:お〜い、熊さんや。
熊さん:あらま、ご隠居さん、お久しぶりで・・・
ご隠居:熊さん、復習じゃ、「IPアドレス」とは何じゃったかの?
熊さん:へ?
ご隠居:おいおい、熊さんが聞いたから答えてやったのじゃぞ。儂の話など聞いておらんかったのか?
熊さん:え・え〜っと・・・192.168.1.6とかいうやつでしたっけ?
ご隠居:そうじゃ、では訊ねる。ドメイン名とは?
熊さん:ドメインめい?。。。。。。。。え〜記憶にございませんが〜。
ご隠居:なぬ、覚えておらぬとな! せっかく儂が・・はっはっ。教えておらぬのう、ま許せ、熊さんや。
熊さん:(ぎろっ)
ご隠居:は・は・は、どうじゃ、お茶でも?
熊さん:ここはあっしのうちですぜ、ご隠居。
ご隠居:だ、だからじゃのう、儂のうちへ来んかのう。茶菓子もあるでのう。。。
熊さん:ん〜ん、じゃ、今は暇だし、行きましょうか。。。。。
 

ということで〜〜。二人がのんびり小春日和のなかを歩いている間に、ドメイン名の解説。

ご隠居はURLということで説明してましたが、例えば、http://ww3.tiki.ne.jp/~kawa_s/というURLなら、ww3.tiki.ne.jpまでがドメイン名になります。日本のドメイン名が欲しければ、JPNIC(Japan Network Information Center)に申請すれば貰えるそうです。自分でとる気がないので詳しいことは知りませんが、たしか2万程度のお値段ではなかったかと思います。

ちょっとはなし戻りますが、ww3.tiki.ne.jpとはtiki.ne.jpというネットワークにつながっているww3というサーバ(コンピュータ)という意味でした。何かこのtikitikiは繁盛しているらしく、いつの間にやら全国ネットでいまじゃww31ぐらいなんでしょうか?会社の同僚がうちはww1だって自慢してましたが。。。。うちはww3ですじゃ・・・
 

ご隠居:粗茶じゃ。
熊さん:へ、いただきます。
ご隠居:では訊ねる。
熊さん:ぶ〜! いきなりですかいな。
ご隠居:TCP/IPとは?
熊さん:と、と、と、とらんすばにあ、じゃなくて
ご隠居:つまらん。Transmission Control Protocol / Internet Protocolじゃ。名前より、何に使うもんかのう?
熊さん:さあ?
ご隠居:ネットワークを結ぶ時の規格じゃ。マックならAppleTalkじゃ。WindowsならNetBEUIとかがあるらしいがよく知らん。
熊さん:知らん?
ご隠居:知らん。この世の中はTCP/IPで動いておる。
熊さん:はあ〜? ご隠居、いつになくハイテンションでは?
ご隠居:そうじゃ。またアップルをいじめるネタを見つけてのう、はっはっは。
熊さん:やな性格〜。
ご隠居:老後の楽しみというもんじゃて、ぬほほほほほ〜!
熊さん:ホント、大丈夫でげす?
ご隠居:大丈夫、大丈夫。ところで、熊さんはiMacじゃったのう?
熊さん:へ、へい。
ご隠居:なら、TCP/IPの設定をしたじゃろう?
熊さん:へ?
ご隠居:ほれ、インターネットの設定で
熊さん:へ〜え?
ご隠居:まだ思い出さんのか?
熊さん:へえ・・・・
 

さてはて二人の会話が噛み合わないのは、二人の設定の仕方が違うからである。熊さんは素直である。素直であるからして、

を使って設定したのである。その場合でも、「まとめ」という箇所で「設定を変更する場合は、”インターネット””TCP/IP””リモートアクセス”コントロールパネルを開いてください」というコメントが出るのであるが、当然そんなことは忘れるのである。それが世の常である。

ご隠居は、これまた彼としては当然のごとく、というか、6210を設定した時には、素直に「アシスタント」を使おうとしたのだが、自分の持っているモデムが「アシスタント」になかったので、自力でしたのである。その後、iMac買っても、「アシスタント」には目もくれず、さっさと
 

このように設定したのである。
 

ご隠居:そういうわけじゃったのか、熊さん。いや話が合わないわけじゃ。
熊さん:いやはや、同じiMacでも色々使い方があるんですねえ。
ご隠居:そうじゃな。ま、まさか熊さんは毎回アップルに行ってるんじゃあるまい?
熊さん:あ、行ってます。
ご隠居:ぬぉ〜!!!!

この会話は、つまり、ウインドウズの方のために懇切丁寧に説明しますと、iMacの(あ、Mac OS8.6です。9は知りません)画面上のメニューバーの左はし、アップルマークをプルダウンして「インターネットアクセス」の中の「接続する...」をクリックすると、

という恐ろしい画面が登場するのであ〜る! もちろんアップルに行きたくなければURLを手入力あるいはペーストすれば、行きたいところへ行けるのではあるが、次回起動すると、またもやアップル行きなのである。(どっかで変えられるのかもしれないが知りません)

し、しかもである。この方式で接続すると
 

という画面が出ている時は「漢字Talk7」の時代に連れ戻されるのである。具体的に言うと、シングルタスクで他の作業が止まってしまうのである。と言っても画面がキャプチャーできたということはシングルタスクではないのかも知れないが、まあ、他の作業はできないのである。
(私はまず「リモートアクセス状況」を立ち上げて、電話をかけている間にブラウザ、ポスペを立ち上げてという流れになってます。)

ということでご隠居は、はやばやと、この「インターネットアクセス」フォルダを中身の「接続アシスタント」「接続する...」もろとも消してしまったのである。じゃによって今回これを書くにあたって、iMacをインストールしなおしたのである。(といっても私のiMacには4つもボリュームがあったりする)
 
 

熊さん:で、ご隠居、「毎回アップルに行かせようとするアップルのせこさ批判」がアップルいじめなんで?
ご隠居:まさか、その程度じゃ面白くないじゃろう。
熊さん:じゃ、何なんで?
ご隠居:熊さんや、Web共有の使い方は分かるかいの?
熊さん:いえ、さっぱり〜。
ご隠居:そうじゃろう。あんな説明では誰も分からん。「ヘルプセンター」を立ち上げてみなされ、そしてWeb共有として「検索」じゃ。重い重いページになって恐縮じゃが、テキストがコピーでけん。画像じゃ。(くり返すが8.6じゃ、9では改善されておるやも知れん。)(HTMLファイルのヘルプはもうちょっとまし)
 


 

ご隠居:これが「ヘルプ」じゃ。しかも「Web共有」に関しては町の本屋のマック本にも書いていなかったりする。少なくとも儂はよう見つけんかった。こんなわけ分からん説明で分かるやつはおらん。「分かっている人がこれを読んで、何と分かりにくい説明であることよ」と嘆息するのみじゃ。

最強のわけ分からん状態は「項目を共有する」のところじゃ。よくもまあ、こんな難解に書けるもんじゃ。そもそも「項目」とは何の謂じゃ?

ええい!

儂が説明しちゃる!

皆、儂の説明で理解した後にアップルの「ヘルプ」をもう一度再読いただきたい。それが今回の「アップルいじめ」じゃ。皆が皆ようもこうも「かくまで難解に書けるものぞ」と感嘆するであろう!

そもそも「Web共有」などというから話が分からないのである。「Web共有」とは「Web Server」の謂である。まあ、マイクロソフトが「Personal Web Server」というソフトをIEの4に付属させているからそれと似た名前にするのを避けたからかもしれん
 

熊さん:あの〜
ご隠居:何じゃ!
熊さん:「Web共有」って結局何の役にたつんでげす?
ご隠居:・・・・・・熊さん。熊さんにはネット友だちはおるかの?
熊さん:へぇ、ちょとは
ご隠居:ネット経由で、その友人のマックでもWindowsでもいいが、その友だちのパソコンにおじゃましたくはないかのう?
熊さん:へ〜ぇ???
ご隠居:何がへ〜え? じゃ。
熊さん:でも、そんなことできるんでげすか〜?
ご隠居:できるから、アップルも「インターネット経由で他人とファイルを共有できる」って書いてるじゃろう。
熊さん:へ、へえ。でも、ファイル渡すぐらいなら別にメールに添付すればすんじゃうし、べつに「共有」しなくても・・・
ご隠居:が〜!!!!!!アップルの責任者でてこ〜い!「共有」なんて言葉は金輪際忘れてくれ。アップルが勝手に言っているだけじゃでのう。自分のマシンをウエッブサーバにしたくはないか?とそういうことじゃ。それでも分かりにくかったら、自分のマシン上にホームページを持ちたくないか!ってことじゃ!
熊さん:へ? 自分のマシンにホームページ? へ? あの〜ぅ。うちのiMacちゃんの中にホームページを作ってそれにネット友だちが来てくれて掲示板に書き込んだり、チャットができたりするるわけで?
ご隠居:そうじゃ。電話でも話しはできるがそれは2人だけじゃろ。自分のマシン上なら、3人以上で、しかも「知ってる友だちだけ」でチャットができるんじゃ。
熊さん:な〜るほど、そりゃおもしろいかも
ご隠居:じゃろ。話を聴く気になったかのう?
熊さん:へえ。でも、いったいどうやったら、うちのiMacちゃんに、ネット経由で来れるんです〜?
ご隠居:だから世の中はTCP/IPじゃとこう申しておる。
 

すべての「インターネットにつなげれる」コンピュータに共通の「言語」がTCP/IPです。インターネットの根幹をなす技術がTCP/IPである、と書いている本もありました。詳しいことが気になる方は参考書読んでいただくとして、一つだけ押さえておいて欲しいことは、上にも書きましたが、AppleTalkはMacだけに通じる方言、NetなんとかはWindowsだけに通じる方言です。
 

Macだけで家庭内LANを組んでいる方は誤解しやすいか?と思いますのでちょっと注意してください。

わたしのとこの家庭内LANはMacとWindowsとUnixですので、TCP/IPを使います。

TCP/IPを使った時点で、家庭内のたった3台のネットワークも、世界規模のインターネットも「本質的な差がない」んです!

差があるとしたら、マシンおよび管理者の能力です。これは貧弱なのは否めない。。。。。
 

うちのマシンはイーサネットで結んでいます。プロバイダーとはPPP接続で結びます。それは「マシンを結ぶ方式」が違うだけで、「TCP/IPを使っている」という点で同じ。

「サーバ」という言葉も以前は「ハイスペックなマシン」というイメージを私は持っていましたが、「サービスを提供するもの」がサーバというだけです。一日のアクセス数が10万とか100万とかになると「ハイスペック」になるんでしょうが、前に紹介したようにオリンピックのオフィシャルページとかになったら、1台ではたりなくて、ということになるのでしょうが、それは「サービスの処理能力」の問題であって、「サービスそのもの」には差がありません。

httpのサービスを提供すれば、WWWサーバになりますし、Eメールのサービスを提供すればメールサーバになります。それらのフリーソフト、有料ソフトはMacでもWindowsでも揃っています。インストールして使えるようにするかしないかだけの違いなのです。あなたが、あなたのマシンにそれらのソフトを入れて動くように設定したら、あなたのマシンは立派な、ウエッブ・サーバであり、メール・サーバであり、ftpサーバであり、ということです。
 

さて、家庭内でLAN組む時、どうしたか?
というのが前に話題にしたIPアドレスです。家庭内ですのでプライベート・アドレスの、192.168.1.1とかのアドレスを(許される範囲内で)勝手に決めて、マシンに割り振る、ということをしたわけです。

ちなみにMacでは、TCP/IPを使って

というようにします。この設定の「サブネット・マスク」って何じゃ?というのが前の話題だったのです。

さて、このように、TCP/IPを設定して「Web共有」を起動させます。
 

アドレスのとこ見て下さい。http://192.168.1.6ですね。IPアドレスで指定しています。普通はドメイン名で指定するんですけど、ね。で、これも以前話題にしましたが、DNS(Doman Name Service)サーバがドメイン名をIPアドレスに変換しているのでした。自分のマシンにドメイン名をつけたかったら、IPアドレスとドメイン名の対応表をファイルにしてやれば、それを参照してくれるとUnixのドキュメントに(Macの設定も)書いてありました。(まだドメイン名つけてませんが・・・)

さて、この段階でブラウザで、http://192.168.1.6/を訪問します。


 

さて、これはどこか?というと、同じ画像をもう一度、下の「Webフォルダ」というとこ、5.iMac:Webページとなっていますね。5.iMacというのはボリュームの名前です。その後の「:」(コロン)はMacintoshでフォルダの区切りをあらわす記号です。

補注:Unixでは「/」(スラッシュ)。Windowsでは、日本語環境では「\」、英語環境では「\」が\(バックスラッシュ)の半角文字で表示されます。(蛇足ながらこのフォルダの区切り記号の違いがMacPerlをつつく時に問題になります)

「5.iMac:Webページ」がどこかというと、5.iMacというボリュームの「ルート」(ってMS-DOS用語ですねえ?「第一階層」ぐらいでしょうか?「根っこ」のルートです。「路線」のルートじゃなくて・・・くどいわたし)

5.iMacのルートにある、Webページとは、下の画像です。

ね、「Webページ」にあるファイルが「リスト表示」されていますね。
 

上の「ホームページ」の箇所が「なし」と設定されています。「なし」の場合「リスト表示」。

「選択...」をクリックして、例えば「default.html」を選択しましょう。そして、同じくhttp://192.168.1.6/を訪問します。

と、default.htmlの内容が表示されます。(ただしネスケの場合は「キャッシュ」を消去してから行なってください。そうしないと「再読み込み」をしても前のキャッシュ、つまり「リスト表示」が表示されます。)(注ばっか・・・)
 

ご隠居:これでわかったかのう、熊さんや。
熊さん:へえ?分かったような、分からんような・・・。
ご隠居:あ、熊さんは自分でホームページを作ってないからのう。けど、前の雑記でやったじゃろうが、「隠しページ」のお遊びじゃ。
熊さん:え? はて?
ご隠居:忘れておるな。ま、仕方ない。世の常じゃ。Unixではフォルダにindex.htmlがあれば、index.htmlをなければそのフォルダのリストを表示する。(リスト表示が禁止されているサーバもある)と、こうじゃった。
熊さん:へえ。。。
ご隠居:でMacの場合はルート・ディレクトリだけは手動設定のようじゃ。しかし下位のフォルダでは:
 

ご隠居:ほれ、このように、Webフォルダの中にfuku-macフォルダを入れると、その中のindex.htmlを表示しておる。
熊さん:は、はぁ?
ご隠居:感動せんのか?
熊さん:感動するんですか?
ご隠居:儂はした。
熊さん:そ・そういうもんで?、でも、index.htmlをダブルクリックしてもこう表示されるでしょ? どこに感動しろって・・・?
ご隠居:世話の焼ける奴じゃ。自分のHDにあるhtmlファイルを表示した場合、「場所」はどうなるか知ってるのかな?
熊さん:「場所」?
ご隠居:ええ〜い、じれったい!ほれ、

file:///5.iMac/Web%20%83y%81%5B%83W/fuku-mac/index.html

となるのじゃ。またまた%文字が出現したが、これは漢字もUnixでは不可じゃから置き換えられておるのじゃが、ここでのポイントは「file:///」じゃ。これは自分のマシンのHDのファイルを開けてるんじゃ!
    上の画像の場所は「http://192.168.1.6/fuku-mac/index.html」じゃ!熊さんや。
熊さん:へ、へい?
ご隠居:訊ねる。httpとは何じゃ?
熊さん:え、え〜???
ご隠居:Hyper Text Transfer Protocol、じゃ。「htmlファイル伝達作法」じゃ。
    たしかに同じファイルじゃ。表示結果は同じじゃ。じゃから熊さんが感動せんのも無理もない。
    されど、じゃ。
    「http://」で始まっとるということはウエッブ・サーバ経由で表示しとるということじゃ。

これを見なさい。
 
 
 

これはWindowsのネスケじゃ。

これでも感動せんのんか?!

http://192.168.1.6/fuku-mac/index.html

というURLは全く同じじゃろうが!!!

自分のiMacなら、

file:///5.iMac/Web%20%83y%81%5B%83W/fuku-mac/index.html

でも

http://192.168.1.6/fuku-mac/index.html

でも「表示結果」は同じじゃ!

けどじゃな、file:///ならそのマシンだけじゃ。

http://なら、ネットワークに繋がっているどのマシンからでも同じように表示されるということじゃ。それがWebサーバということじゃ。

TCP/IPを使った時点で、家庭内のたった3台のネットワークも、世界規模のインターネットも「本質的な差がない」

と申したな。
熊さん:へ、へえ。(たじたじ)
ご隠居:くどいが、繰り返す。http://で始まって表示されたということは、TCP/IP経由でどっから来ても同じように表示される、ということじゃ。
熊さん:ということは・・・・
ご隠居:やっと分かってくれたかのう。「インターネット経由」でお客さんが熊さんのiMacちゃんに来ても、同じ画面が表示されるっちゅうことじゃ?(もちろんブラウザによる互換性のなさとか機種依存文字の問題とかは残るが、揚げ足はとらんでくれい)
熊さん:あ、あの〜。
ご隠居:何じゃ?
熊さん:怒らないでくれますぅ?
ご隠居:おうおう、怒らんとも。
熊さん:まだピンとこないんですが〜。
ご隠居:何が?
熊さん:友だちんとこのWindowsにおじゃまでも、うちのiMacちゃんにおじゃまでもいいんすが、URLが分からなかったら、行くのも来るのもどうやって?http://kawa_s@mx3.tiki.ne.jp/みたいにEメールのアドレス使うとかぁ?
ご隠居:・・・(まじまじと熊さんの眸をみつめる)
熊さん:ご、ご隠居ぅ〜!
ご隠居:い、いやEメールアドレスという発想が面白かってのう、感心しておったのじゃ。ま、これを見なされ。


 

ご隠居:これは、PPP接続でプロバイダーと接続してからWeb共有を開始した画面じゃ。
    ちゃんとIPアドレスもドメイン名もあるじゃろ。IPアドレスが210.237.142.11、ドメイン名は、tiki.ne.jpに繋がっているokayamaxc011というマシン、ということになっておるな。
熊さん:Wao!
ご隠居:やっと感動してくれたかの?
熊さん:へいへいへいへいへい。いや〜、そうだったのかあぁ!!!!
ご隠居:そうじゃ。その通りじゃあ!!!!!
 

と〜っ、二人で盛り上がっておりますが、普通のユーザがPPP接続でプロバイダーに電話しますと、プロバイダー側でDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)が働きます。強引に訳せば「その場その場でお客さんの割り振りをする作法書」とでもなりましょうか?
まあ、常時インターネット接続するのなら、IPアドレス、ドメイン名を取得すればいいのですが、我々一般人はそこまでしないよぅということで、プロバイダーがごそっと取得しているIPアドレス・ドメイン名を、その場その場で接続して来たお客さんに割り振るわけですね。

だから


 

のように毎回アドレスが違います。Web共有をわざわざ立ち上げるのが恐い人は「TCP/IP」でも確認できます。
 


 

接続前にはIPアドレスのところは<サーバを参照>となってます。 ここが、「210.196.233.67」となってますね。これがプロバイダーに接続するたびに割り当てられるIPアドレスです。各接続ごとに違う数字が表示されます。
 

最終的にはこの「その場その場で与えられたアドレス」を友人に教えるわけです。毎回毎回アドレスが変わるのが難ですが、それは仕方ありません。

まあ手順としたら、何日の何時にウエッブを開設したいんだけど、どうかなあとメールで確認しておいてまず「営業日時を決める」。
次に、その日時にPPPでプロバイダにつなぎ、その時与えられたアドレスをメールで友だちに送る。
もらった友だちは、そのアドレスを見てアクセスする・・・。
 

熊さん:で、具体的には?
ご隠居:もう、上の説明で分かるじゃろ?
熊さん:へえ、原理は・・・。でもいちいちメールに手書きで送るんで?
ご隠居:ああ、Web共有を使うのじゃったら、

 

と「編集」のとこで「アドレスをコピー」すればクリップボードにコピーされるからそれをメールに張り付ければいいわけじゃ。それを受け取った人はじゃな

ほれ、この通り、http://okayamaxc011.tiki.ne.jp/で「インターネット経由」で儂のとこのiMacに来れるというわけじゃ。
 

熊さん:ほぇ〜。嘘みたい・・・。
 

ご隠居:しかし、じゃ。当たり前じゃろ。インターネットで世界のコンピュータは結ばれておるのじゃ。こっちから行けてあっちから来れないはずはないじゃろ。
 
 

熊さん:じゃ、今度ご隠居さんとこのiMacにおじゃまさせて下さいませ。
ご隠居:ちょっと問題があるんじゃ。
熊さん:なんでゲス?
ご隠居:うちのiMacは接続状態が悪いのじゃ。同僚のとこは48,000ぐらいで接続できとるそうじゃが、うちは42,000ぐらいなんじゃ。その程度の「劣悪な状態」でもオムロンのモデムは快調なのじゃが、iMacのボロ・モデムでは38,000で接続しても時々接続がぶった切られるんじゃ。困ったもんじゃ。ということでウィンドウズマシンの方でやろうかと思っておる。

と、いうことで〜読者のかたで、これ読んで自分のマシンをWebサーバにして呼んでくれないかなあ?ホイホイおじゃまさせていただきます、です。

うちんとこは、途中で接続がぶった切られてもいいんでしたらお呼びしますが〜。

でも内容がなあ〜。まだマックでCGIできないんです〜。ちょっとは動くんだけど〜。
難しくて〜。まだまだ実験です。

マックのみなさま。実験する場合、Web共有は「TCP/IP」を「PPP接続」にしていたら電話かけ出します。電話代が気にならない人は別にかまいませんが、「TCP/IP」を「ethernet」にしてWeb共有を立ち上げれば電話しません。

次回はウィンドウズ版Web Serverの予定です。今使っているCGI以外のCGIも作りたいんだが、どうなりますことやら・・・。
 

じゃね。

 
 

    

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