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48 2000年3月22日

レガシーな日々(5):Macの内蔵電池代用術
 
 

ある日久しぶりに6210を起動させると・・・・日付・時刻が死んでいた。

LC630を起動させた。これも日付・時刻が死んでいた。

2台とも電池が死んでしまったのである。

ノートは知らないが、デスクトップのMacの電池はは大体2種類で、乾電池型(単四ぐらい?)のタイプがiMacとIIsiに使われている。

6210とLC630には黒い四角形のRAYOVAC社製のMade in USAである。高いのである。
アプライドで3229円、ユニバースで2680円、OAシステムプラザで、1980円である。

で、代用となりそうなものを探したのである。

が、4.5Vがないのだ。

乾電池が3本はいるケース?とも考えたが、最近少ないとはいえ、液漏れは恐ろしい。

カメラ用とかいう四角形のリチウム電池が6Vである。電卓用の100円玉を少し小さく分厚くしたようなリチウム電池は3Vである。

4.5Vはどこにある〜!!!

あるじゃないか、アプライドで3229円、ユニバースで2680円、OAシステムプラザで、1980円。

(しかし、同一製品に何でここまでの価格のばらつきがあるの?)
 
 

* * * * 





6V・・・高い1000円程度。しかも電圧が高い。高いのは恐い。ボードが壊れるかも知れない。

3V・・・電圧が低いから使えないかも知れない。しかしボードが壊れることはないであろう。
 

よし、3V
 

で、どうつけようか? 

純正ものの電池は四角形で、内部からコードが伸びているのである。

このコードを、100円型電池に、はんだごてで直づけ?・・・・・却下

テープで固定? ・・・・でもなあ・・・

もっと綺麗な方法・・・・・受け皿
 
 

* * * * 



ということで、デスクトップ形マックの電池代用講座
 

松本無線パーツ岡山店で、TAKACHIというブランドのBCR20H5という受け皿が売られていました。200円也。これに純正物の電池のコードを、外して受け皿に半田付けいたします。

で私は、これは現物がなければ理解しにくいと思いますが、端子を保護するウレタンシートをはめてテープで固定いたしました。こいつに、純正ものの底についてた「マジックテープ」っていうんですか?ざらざらの毛の生えたシートをはがしまして、受け皿の底にテープで固定したウレタンシートの下にくっつける。まあ粘着性は弱いですが、当分の間はくっついてくれているでしょう。

電池はCR2032という型番のリチウム電池で、パナソニック製は270円、マクセル製は210円。これは普通のスーパーや電気店で売っています。こいつを受け皿にはめ込みます。
 

で、これを元あった電池の場所に置きます。
 

完了
 

今のところ正常です。
 

まあ4.5Vのところを3Vですから、長期間は使えないかも知れません。が、430円(消費税込み)で代用出来ました。次回からは電池代の220円でおわりです。絶対お得だろうと思います。四角形の純正電池ってアルカリ電池と書いてありました。アルカリ電池よりリチウム電池の方が持ちそうと思うのは迷信でしょうか?
 
 

* * * * 





なお、乾電池型の内蔵電池は、「旧型マックスーパー改良術」によれば、ER3(=1/2AA)という型番の電池(3.6V)は、CR2(3.0V)で代用できるそうである。

ふ〜ん、と思って、ちょっとiMacを開けてみたら、ERS3(1/2AA)3.6Vと書いてありました。マクセル製でした。ER3とERS3と微妙にSが入っていますが1/2AAは同じだから、同じでしょう。IIsiを開けてみたら、これはER3でした。

ここらへんサービスセンターとか出したら高いだろうなあ?安くて4〜6千円?

もちろん代用ですら、多少の不都合は出て、ER3よりCR2の方が少しでかくて、電池の上にかぶせる蓋が付けれないとかあるみたいですが、そんなの許容範囲の内よね〜。
 

これでiMacの電池が死んでも大丈夫、っと。え? どう開けるんだ? ですか?

iMacにインストールされている「Mac OSインフォセンター」に「メモリの増設」という項目があって、そこに分解方法が書いてあるそうでが、私は別に何も見ずにやりました。まあ、6210なんかよりは少し難易度が高いです。わたしは開けるのより元に戻すのが少し手間取りましたが。

まあ勧めれる程度の難しさです。

ノートはお薦めできない。AT互換機のHighnote Ultraという5年?前では超薄くてかっこよかったノートのハードディスクの交換しましたが、これは難易度高かった。雑誌で分解方法見ながらやらないと到底出来ない。それに比べると、iMacは確かに普通のデスクトップよりは難易度高いですが、やってみたら?と一応お薦めできます。

iMacでもメモリの増設、ハードディスクの付け替え、電池の交換は自分で出来ます。ちょっとの勇気とドライバーがあれば・・・

(といっても機械音痴の人は近づかない方が無難かも・・・)
 
 

* * * * 





と・・・・実は・・・外れだったんでこれまで雑記に登場しませんでしたが、1月頃だったかなあ、Macintosh IIcxを2000円で買ったんですぅ。ハードディスクもついてたしぃ。メモリが8本もさしてあったし〜ぃ。ところが真っ白な画面のままんでうんともすんとも言わないんです〜ぅ。

電池?とか思っても、電池が見つからない!!!!!!!!!!!

電源の下とか、フロッピィ+ハードディスク取り付け器具の下とかに少しスペースが空いていて、そこにあるのかも知れないんですが、電源の取り外し方が分からない。電源を外さなければフロッピィ+ハードディスク取り付け台も外せないという構造になってまして〜。

お手上げ状態。
 

色々やったんですよ。PRAMの消去とか〜。cxのHDを取り出してsiに付けるとか、siのHDをcxにつけるとか〜。外付けHDをつけるとか〜。起動してくんない。

で〜ぇ、このcx、フロッピィで動かすことが出来ました。証拠写真をお見せしたいのだが、これまた画面キャプチャーのやり方が分からなくてぐっすんなんです〜。通常ハードディスクのアイコンがある画面右上にフロッピィ・ディスクがあるんです。そんでね、普通起動ディスクはごみ箱に入れられないじゃないですかぁ。ってもやったことないでしょうが、複数のボリューム作っていたら、起動ハードディスク以外のハードディスクをごみ箱に入れるとアンマウントされて消えるんです。ところが起動ディスクをゴミ箱に入れるとクレームが表示されます。ところがフロッピィディスクを入れると影がのこって吐き出されるんですよ〜。
 

そんなこんなで雑記に書いてなかったんですが、フロッピィで動くということはスカジーが死んでいるというとこなんでしょうねえ・・・。
 

けど普段はアップルの悪口ばっか行ってますが、動かしているのはアップルのページからダウンロードした英語版System6。漢字Talk7.5.3/5もダウンロード出来るし、マイクロソフトも見習って今や商品価値のないDOSとかWindows3.1とかダウンロードさせてくれればいいのにい〜。
 
 

* * * * 





と、ここまで書いて、え〜い!開けたる!とIIcxの分解に再度挑戦。

成功!

だいぶアップルの「癖」が分かってきたぞ。現物がないと説明しにくいし、理解しにくいですが、まあ、電源は例によってネジ止めされていませんでした。プラスチックの鈎を外して引っ張り上げる。電源外して、フロッピィおよびHDが収まっているプラスチックのシャーシを、これは1カ所ネジを外して持ち上げる。と、その下に!

何〜んと、iMacと同じマクセル製の電池。乾電池を覆っている黒い蓋なんぞ、iMacの蓋と全く同じ。レガシー追放の最前線のiMacが1989年だか88年製のcxと同一部品を使っているなんて!

わざわざ買うのもあほらしいので生きているIIsiの電池と交換。cx生き返らず。やっぱスカジーが死んでるみたいです。あ〜あ。
 
 

最後にご忠告。電池を覆う蓋を外す時には慎重に。力入れて外すと鈎が壊れます。やわなんだわさ。ま、別に蓋なんかなくても支障ありませんが・・・。
 

じゃ、またね。
 
 




    


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