さ み だ れ 雑 記 | 47 | 2000年3月15日 |
機種依存文字の話
ある日とうとう彼女は、片思いの彼に告白することにしました。
恥ずかしいのでただとだけMacで書いてEメールで送りました。
ウインドウズ使いだった彼が受け取ったメールには、と書いてありました。
彼は「?」と思っただけでした。
悲しい恋の機種依存文字のお話です。
な〜んか書いているうちに、広い日本、何人かは実際にやった人がいるような気がして来ました。
私もこの雑記で、と書いてMacで見ると、と見えるという失敗をしでかしました。
これも機種依存文字のなせるイタズラで御座います。
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そもそもコンピュータでの漢字コードは、メールで使うJIS、パソコンのシフトJIS、UNIXのEUC、これから主流になっていくはずのunicodeとややこしい上に、同じパソコンでも機種依存文字というものがあります。
ついでに言うと、同一機種なのに文字化けというのも経験しました。この雑記でかつて\2500と半角で¥を使ったのですが、それがLinuxで見ると、半角のバックスラッシュになってました。
何でそうなるの?といえばDOS/Windowsでは、ディレクトリの仕切記号としてバックスラッシュを使うのですが、それを日本語化する時に¥マークに置き換えたのです。AT互換機ではDOSを英語モードで使うと、半角¥が、バックスラッシュ、日本語モードで使うと¥マークになります。ま、そんな関係でOS依存文字というのもあります。オイオイ
話戻って機種依存文字です。同じシフトJISを使っているのに文字化けすることがあります。これを機種依存文字といいます。
シフトJISはマイクロソフト社製です。AT互換機とNECのキューハチもたしかNEC罫線とか言って機種依存があったような気がしますが、それほど問題ではないと思います。もうNECもNXシリーズでAT互換機路線に移行しましたし・・。(あ、NXはDOS/V機ではないそうです。その心は?AT互換機版MS/DOSはインストール出来ない、んだそうです。)
いつもの癖で話がついつい脱線してます・・・
宿敵マイクロソフトのシフトJISを何故かアップル社が採用しました。そこらへんの歴史に私は疎いのです。最初はシフトJISでは無かったような話をどこぞで聞いたか読んだような記憶があるのですが、定かではありません。が、Macで有名な謎の「ノ」、ってもウインドウズの人にはピンとこないと思うので実例:
マックにはかように謎の「ノ」とか、「Netscape Communicator エ」とかが付くことがあるのでござるよ。最初何じゃ、このゴミ?って思うたもんじゃ。
これもOS依存文字と言えるであろうな。英語版マックOSの文字コードと日本語版マックOSの文字コードが「ずれる」というか「だぶる」ところがあるのじゃな。半角カタカナの部分じゃ。
確か英語版では、Netscape Communicator TMとなったと思うのじゃが、記憶間違いだったらお許しあれ。「ノ」はたしか「...」だったような・・・。
ま、かくの如く同一文字コードに英語版と日本語版で異なる文字が当てられているのじゃな。何でデザインに敏感なアップルがこんな「恥ずかしい仕様」のまま突っ走っているのかよう理解できんが、Mac
OS Xではunicodeが標準、過去との互換のためシフトJISも使えるという方針で行って貰いたいものじゃのう。
年寄りは話が脱線して困る。
画像がでかくなって御免なさい、なのだが、どちらもAtokである。左がマック版、右がウインドウズ版、どちらも仲良くVer
11である。
「特殊文字」のところ罫線の部分から下は全滅である。あと番地でいうと 879Fで漢字が出てくるが、そこまでの文字は全滅である。ウインドウズでは
使える文字は、このあたりの特殊文字です。
ここらへんはマックもウインドウズも共通です。(ただし、これでも真ん中あたりの00F0の行のコピーライトのマーク、トレードマーク、...マークはウインドウズでは不可です。)
あと欧文コードも必ずしも一致しません。
しかしアクセント記号も、フランス語も互換性がないって、マイクロソフトが悪いのかアップルが悪いのか知りませんが、もうちょっとどうにかならなかったものでしょうか?
あと、マックユーザの方、F0のリンゴマーク。フォントに依っては不可です。どうもIEが使っているフォントみたいです。arialとかTimes New RomanとかCourier Newとかウインドウズにもあるフォンとがダメです。
ま、しかし、unicodeになったらなったで、過去の遺産との互換性の問題は残りますが、そろそろ覚悟を決めてunicodeに移行する時期じゃないのかなあ?と思う今日この頃でありました。
んじゃまたね。