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39 2000年1月29日

iMac Blues:Keyboard編
 
 

iMac付属のマウスが使いづらいというのは定説になっているようであるが、キーボードに関しては一度も読んだことも聞いたことも無い。

ということはキーボードはただ単に私の指との相性が悪いだけであろう。

が、あの付属キーボードのキータッチは馴染めないのである。タッチが軽すぎる。矢印キーの配列は逆T字型になったのはいいのであるが、いかんせん小さい。ノートパソコンでもあるまいに、ノートパソコン並にするのなら、キーの背を低くして、テンキーも省略して、薄〜いキーボードにしたら、それなりに「おお」と感動してあげるんだけど、そうでもなし・・・。

ここら辺「デザイン第一、使い易さ第二」という感じである。

さあキーボードも買うべえか?

なのであるが、その前にちょっくらご紹介。

以前、カーソルから右をデリート出来ないものか?とこのページでも書いたと思いますが、発見しました。

ベクターにあるんですが、さて場所がどこだったっけ?と再訪してみると、これが見つからない。まあ、再配布も自由にできるそうなので、ここのページからダウンロード出来るようにしました。(後でまたベクターの場所も発見しましたが・・・)

ControlControl1.0-ja-PPC..hqx

です。でまあ、解凍した中の説明ファイルを読んでもらったらそれで終わり、なんですが、私がどう使っていたかというと、

「Control Control Keyset」という設定ファイルに
 
 
# バックスペース
# clearキーにつくる----------------
# 上の例ではclearキーが使えなくなります。
%clear     %del

とだけ設定しています。これは、設定ファイルサンプルの中にあった「フォワードデリートキーを作る」の中で一番気に入ったのを選んだだけです。こうすれば、deleteキーのすぐ右にある clearキーで、カーソルから右をデリートしてくれます。(そうか「フォワードデリート」という用語があるのかあ・・)

私はとりあえずこれで十分なので終わりですが、このプログラムの作者はemacsライクなキーボードにしたかったそうです。emacsとはUNIXで有名なエディタです。

注意事項として、インライン入力でない場合(画面下に入力バーが出る場合)は使えないそうです。「機能拡張」ではないのでコンフリクトの心配がない代わりに、手動で立ち上げる必要があります。それが面倒なら、解説書にも書いてありましたが、エイリアスを「起動項目」フォルダに入れていたら、マシンが立ち上がる時に自動で実行されます。キーアサインの変更はプログラムが動いている場合のみ有効ですから、clear  キーを本来のclear キーとして使いたい時には、プログラムを終了すればOKです。(すかすclear キーっていつ使うの? ついでに今のiMac付属のキーボードにはないけど、昔のキーボードにあったenter キーってreturenと何が違ったのでしょう?)
 

ということで便利になりました。

お次は、Atokl11編

最近のことえりはそれほど馬鹿ではないとはいえ、Atok11を持っているし、iMacのキーボードにはファンクションキーがあるぞい、ということでAtok11を入れました。AtokならF7キーをおせばぜ全角カタカナ、F8キーを押せば半角カタカナに変換されます。そこら辺に慣れているので・・・。

すると、@キーを押すと、」だったと思いますが、キーアサインが、どうも「拡張キーボード」になるようなのです。多分ATOKは、ファンクションキーがあるかないかで、JIS配列かどうかを判定しているようなのです(山勘ですが・・・)。

でこいつはジャストシステムのページに行って、(http://www.justsystem.co.jp/download/atok/11mac3a.html)●ATOK11 for Macintosh「iMac/Macintosh Power Book G3 Series」対応モジュールをダウンロードしてきたら解決しました。

よかったよかった。(しかしここら辺、インターネットって便利ですねえ・・・。)
 

うんでも、このキータッチ、好きになれないなあ、慣れの問題だろうけど、いやだなああああああああ。

さて、恒例のアップルいじめ(?)であるが、キーボードを買うと言っても、「高い」もあるが、それ以前にサードバーティが出しているUSB用のキーボードは「拡張キーボード」ばっかなのである。やはり、最初に買ったサンヨーのワープロ以来、JIS配列のキーボードに慣れているか、どちらかというとJISにしたいのであるが、売っていないのである。(あるのかもしれないが店頭には見つからなかったのである。)


。。。。。。
。。。。。。。。。。。。。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

となると

USB とADBとの変換コネクターを使う・・・・。っても、ADBのJIS配列キーボードは、矢印キーが、←→↓↑という一列配列で、これも馴染めていないのであった。

あ〜あ。

のiMac Bluesであったのである。(が、これはそれほど同情してもらえないだろうなあ・・・)
 

と、そのとき「Macintosh改造道」でAT互換機のUSBキーボードが使えるという記事を読んだのである。しかし私はUSBのキーボードは持っていない。PS/2のキーボードはやすいのになると1000円を切るというマックユーザには信じられない時代にAT互換機は進んでいるのである。マウスなら500円を切り、イーサネットボードも、ISAで500円を切り、PCIでも1000円を切ったのである!(もちろん安売りのものが、ですが・・・)

しかしUSBものはそれほどやすくないのであった。まあ当然ですね。ふつうのUSBポートは2つだけだから、わざわざキーボードやマウスで塞ぐ理由はないものねえ。で、もってPS/2なら3つ買える値段の大枚2980円を払ってUSBキーボート1ヶを購入したのであった。(しかし私って根っからケチというか・・いやいや、キーボードのキータッチが気に入らないというだけのために買うのだから豪勢と言うべきか・・・)

ところが、このAT互換機用USBキーボード、拡張キーボードとして認識されるのであった。ぐすぐす。「Macintosh改造道」を読み返すと、ちゃんと「英語キーボード」と書いてあった・・・。
 

とほほほほほ。我が身のそそっかしさを嘆くのみ・・・。であった。
 
 

とある日、好かんStore In Storeで変な物を見つけたのであった。PS/2とUSBとの変換ディバイスがなぜかあるのである。iMac対応とも書いてあるのである。これを使えばAT互換機用のキーボードとマウスがiMacで使えるのである。
 

????

怪しい。とっても怪しい、audio-technica製品である。3780円である。これもお高いのである。が、購入したのであった。
 

結論。
 

快適
 

キータッチはすでに気に入っているキーボードなのであって文句なし。ゆとりのある逆T字型カーソルキー。右デリートのAT互換機deleteとマックのdeleteに相当するBackSpace。optionはalt、commandキーはwindowsキーに相当します。

もちろん、正規使用ではありませんから、不都合もあります。パワーキーは存在しない。起動時にCを押してCDから起動とかの「わざ」は使えないのでとか。それと残念ながら時々キーアサインが変になって(Backspaceで3が入るとか)しまいます。その時はいったんコードをひっこ抜いて、また差し込む、これでOK。
 
 

別にサードパーティが、JIS配列のUSBのキーボードで私の指になじむものを売っていたらそれでいいのである。それが無いのである。別に奇をてらって変態をしているのではないのである。

まあ通常のマックユーザがキータッチが気に入らないからと言ってAT互換機のキーボードを使うこともあるまいが、両刀遣いの人はぜひお試しあれ。
 
 

@@@@




これで今回の話題は終わりなのであるが、軽い更新であったので、今日(正しくは昨日の新聞に載っていたビッグニュース。

米サン・マイクロシステムズが、「ソラリス8」を無料配布し、ソースコードも公開!

びっくりしたっちゃ。

配布形態は、同じく無料オフィスソフトの「スターオフィス」と共にCD16枚で、CD代金のみの75ドルだそうな。日本版は当初はOSのみで3月末の発売。オフィスの日本語版は夏頃完成予定だそう。

新聞(山陽新聞1月28日)には「ウインドウズに対抗」みたいなこと書いてましたが、明らかにLinuxに対抗して無料化したものです。

まあ、ウインドウズ2000のサーバ版には対抗していますが、通常の98/2000のProfessional版とは対抗するはずがありません。Linuxと同じで、ウィンドウズやマックに飽きた人が使ってみて、インストールできた!って喜んで、後は難しいなあ・・・・であんまりさわらない、と、このページのミーハーは著者の如くになるのが関の山のような・・・・。まあ、3年後は分かりませんが、ここ1〜2年はそんなもんでしょう。

もっと詳しいこと書いてないかなあ?とどこへ行ったらいいのかよく分からないまま、yahooで見つけたニュースによると
 
 
000年1月28日(金) 5時0分

米サン、Solaris8を発表、無償提供へ(MYCOM PC WEB)

米Sun microsystems社は、同社のUNIX OSの新版「Solaris8 Operating Environment」を発表した。3月上旬、SPARC版とIntel版を同時にリリースする。メディア代金75ドルの他ライセンス料は無料、つまり、1つのパッケージを購入して何台のマシンにインストールしてもライセンス費用はかからない。ただし、8プロセッサ以下で使うことを前提としており、大規模サーバーで利用するには費用が発生する。

新しいSolaris8は次世代インターネット規格のIPv6のサポート、70%ものデータベースパフォーマンスの向上、OSの動作中にカーネルに修正を加えることができる機能の拡張など根本的な部分にも改良が加えられているようだ。

商用UNIX OSとして評価の高いSolarisが無償提供されることはユーザーから大いに歓迎されそうだ。市場からも好意的に受け止められている。

ニュースリリース
http://www.sun.com/smi/Press/sunflash/2000-01/sunflash.20000126.2.html

 

なんだそうです。Intel版もあるぜよ。うちのマシンには入るのかなあ?と、下のリンク先はサンの本家の英文で、行ってみると、Intel版の必要マシンスペックは書いていない・・・まあそりゃそうよなあ、腐ってもサン・マイクロシステムズだから、企業ユーザしか考えていないよなあ・・・・。
 
 

Free Source Code Access and End-User Licenses For Runtime Software

Starting with the Solaris 8 Operating Environment release, Sun will no longer charge an end-user license fee for the right to use the runtime software on systems with eight or fewer processors. This aligns with Sun's strategy of shifting to a fee-based service model. Instead of charging for lines of code, Sun is rolling out a comprehensive set of Solaris 8 service and support programs, delivered through Sun's first-of-its-kind System Administrators Portal at http://www.sun.com/sysadmin.

とありました。以前「これからはサポートで金儲けする時代?」とこの雑記で書きましたが、「Sun's strategy of shifting to a fee-based service model」というように、タダのソフトを配ってそのサービスで金儲けするようになって行くようです。
 
 

2〜3年後どうなっているか、本当に楽しみです。
 
 






春よ来い、は〜やく来い。


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