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38 2000年1月24日

iMac Blues :モデム編
 
 

うちの中古ボンダイブルーでしたっけ、一番オーソドックスな色のiMacは当初快適にインターネットしておりました。

けちのつきはじめは、前の雑記に書いた、「システムが間欠的に止まる」という症状。これは、さっそく福田さんからメールをもらいました。

「CD-ROMドライブにCD-ROMかCD(音楽用でも可)を入れとくと大丈夫かもしれまん。iMacのメールマガジンに以前書いてありました。」

とのことで、正直言って、あの、何だ、叩けば音がでてくるラジオとかを連想してしまいましたが、「すでにアップルからアップデータが出てるとは思いますが。」

それはそうだ、マックのことなら製造者に当たるのが順番であろう、とアップルのページに行きました。
 
 

まあ、うろうろうろついて見つけました。Rev. Dというタイプになるようですが、5色333MHz版iMacで有名な症状らしいです。
 

まあ、老婆心ながら、解決法引用しておきます。
 
 

ディスカッション
iMac を使用しているときに、10 秒程度動作が停止するという報告を受けています。この問題は CD-ROM ドライブに CD をセットしていない場合に起こる場合があります。

アップル社では、このような状況において一部の iMac で生じる断続的な停止に対処するための「iMac CD Update」の新しいバージョンを配布しています。「iMac CD Update 1.0」を使用した iMac すべてに対して、この新しい「iMac CD Update 2.0」をインストールすることをお勧めします。

iMac CD Update 2.0」アップデートは、アップル社のソフトウェアダウンロードの Web サイト(http://www.apple.co.jp/ftp-info/)より、ダウンロードすることができます。

「iMac CD Update 2.0」についての説明やインストール方法は、以下の記事を参照してください。
iMac : iMac CD Update 2.0 について
 

またネットワークの設定によっても動作が停止するような現象が現われることがあります。

これは、実際には Ethernet ケーブルを接続していないにも関わらず、あるいは使用しているネットワーク上に DHCP サーバが存在しないにも関わらず、“TCP/IP”コントロールパネルの設定として「経由先:Ethernet」、「設定方法:DHCP サーバを参照」となっている場合に発生します。この場合、ネットワーク設定を正しく行うことで回避できます。詳しくは以下の記事を参照してください。
iMac : iMac 333MHz にてシステムの動作が間欠的に遅くなる現象について

で、まあ、一件落着、であった。福田さんありがとうございました。
 
 

@@@@






んで、アプリをぼこぼこ入れたのであった。(ここらへんの時間軸は必ずしも正確ではないが・・・)
 
 

するとある日、モデム絶不調。つながらない。

接続先からの応答はありません。ケーブル類の接続を確認してからやり 直してください。
最初は素直に「ケーブル類の接続を確認」した私でしたが、何度も同じクレームだすな!

極めつけは、

相手先の番号を確認するため、普通の電話機を使ってダイアルしてみてください。正しくつながれば、サーバがモデム・トーンを使って応答するはずです。
おのれ、なめとんのか! 初回1度だけならまだ許せるが、同じセリフを飽きもせずに表示することよ。ユーザを愚弄する意図でもあんの?

と、むかつくのであった。
 

んでもって、どうしたかというと、別のボリュームから起動したのであった。こちらはほぼ初期状態のままであまりアプリをインストールしていないのであった。すると、別に問題もなく繋がった。その時は・・・。
 

After Darkのせいかなあ?
 

前の雑記で書いたが、Macintosh II Si の中古に入っていたAfter Dark Flying ToastrorsをiMacに持ってきていたのである。でもって、After Darkをはずしたのであった。するとうまく繋がったので、やれやれ古いソフトだものなあ、と思っていたのである。
 

After Dark のせいや!
 
 

これが大いなる誤解の始まりであった。
 
 
 
 

これまでは、「インターンネット・プロバイダーとうまく繋がらない」という問題であった。
 

こんどは「IPとは繋がるのだが、その後うんともすんとも言わない」という問題が発生したのであった。
 

その問題発生以前にも、問題はあった。急に接続がぶった切られてしまうのである。
 

これはウインドウズ機でも起こる。「無制限に接続」を選択していても起こる。しかし、ウインドウズの場合は5分とか10分とか何にもしないで同じ画面を表示させておくと(あ、わたしはテレホーダイに入っているからこんなことが出来るのであるが)、切断されるのである。これはプロバイダ側が、「接続しているが使っていない不埒な客」に対して行っているらしく、対処方法としては「使う」という他ないのである。

マックでも当然「無制限に接続」を選択している。え〜、今見てみたら、正しくは「リモートアクセス」の「オプション」で「操作しないまま*分間が過ぎたら接続を切る」のチェックを外している。しばしばぶち切られるので、同じところの「つなぎ続けるために*分おきにダイアログを表示する」にチェックを入れて5分間を設定している。

それでも切れる。考えてみるとこの「*分おきにダイアログを表示する」というのも、どうも何にも考えずに5分おきにダイアログを表示しているだけのようである。操作しているのにダイアログがでるのだ。「操作がない時間が5分つづいたら」ではなく「無条件に5分おき」のようなのである。今度時計ではかってみようかと今書いて思ったりもするが、今のところ不意に切断されるという症状に対しては無能である。

で、どうなっているか、というとウインドウズ機を使っているのである。

マック用のソフトをウインドウズ機でダウンロードして、ウインドウズ機とマックをイーサネットでつなぎ、マックからブラウザ経由でウインドウズ機におじゃまして、ウインドウズ機からマックにダウンロードしているのである。
 

昨日も昨日とて、2メガ程度のファイルをダウンロードしようとしたら、今回は切断されなかったが2時間程度待てど暮らせどダウンロードが完了しない。業を煮やしてウインドウズ機でダウンロードしたら、それでも40分程度はかかったようであるが、無事ダウンロード成功である。

本末転倒も甚だしいのである。ウインドウズ機のお世話になってマック用のソフトをダウンロードしてもらうマック機。漢字Talk 7.6を4・5時間かけてダウンロードしたのももちろんウインドウズ機であるが、当時のマックは6210であるからして、仕方ないと思ってはいたが・・・。
 

ううむ・・・・。
 

閑話休題。

「IPとは繋がるのだが、その後うんともすんとも言わない」

という問題であった。たとえば自分のこのページに行こうとするでしょ。待たされますね。で、
 


 
 

って表示されます。キャンセルを選択します。
 


 

これってとっても悲しい。
 
 

@@@@@@



がうがうがう。
 

ぐわぐあぐあ。
 
 


 

最小インストールである。もうコンパクトにインターネット以外何にもやらないボリュームを作るんだ!

ということで、4つに分けたボリュームの一つをWWWと命名して新規カスタマイズインストールである!上でチェックされた3つ。そのうちMac OS 8.6の項目をさらにカスタマイズして、


 

を選択。(基本システムソフトウェアを選択した方がよかったかも・・・)

さてインストールして再起動して、自動設定でまあ素直に名前とか書いて、と。
 

おつぎ

機能拡張マネージャで

ここで、「セットを複製」を選んで、新規に「zero」という名前を付ける。そして、すべての項目を使用停止にする。

私は過激なのであった。

そして再起動!

じゃ〜ん。無事起動するのである。しかも早い!

しかし予想に反して文字化けしていないのである。不思議だ。機能拡張フォルダをのぞいてみると、World ScriptIIが健在なのであった。このファイルが日本語表示を司っているのである。ふ〜む。「機能拡張マネージャ」に反映されないファイルもあるのか・・・。

私はとことん過激なのであった。

とっちゃえ。ということで「システムフォルダ」の外に「不要フォルダ」を作成する。「機能拡張フォルダ」から外しても「システムフォルダ」の中なら読み込まれる可能性があるのである。まあ実験すれば分かるのだろうが面倒でやっていないが、System6 の時代は、「システムフォルダ」の中にごたまぜに入っていたのである。(フォントのフォルダなんて存在しなかったのである)

ということで同じことを実験してみたい、という奇特な方のために
 

ことえり関係とかを残して、私はこれだけ取りました。これでも一応動きます。ただし、今のところ、システムの音量を調節しようとすると、SystemAVが無いから出来ないと文句いいましたので、文句言われたものから、順次「機能拡張フォルダ」に戻してやろうかなあ、とか思っています。
 

ぬははははは
 

でもって、最小のセットの出来上がり。
 

あ、やってみれば分かりますが、「機能拡張マネージャ」は「機能拡張」だけでなく「コントロールパネル」も「使用停止」にします。でコントロールパネルの使用停止になっているもので、動かないものと動くものの2種類があります。何のこっちゃ、ですが・・・。
 

ここでパソコンに詳しくない方に多少の解説。広い意味でプログラムというかドライバというかに2種類あります。「起動時にメモリーに読み込まなければ動かない」ものと「動く」もの、です。MS-DOSで言えばConfig.sysに記述してゆく(あるいはadddrv,deldrvを使う)タイプのやつかそうでないか、ですね。(知ったらしく言いよる奴よ、でもMS-DOSが私の初体験の相手であるからして愛着が・・・)

「コントロールパネル」に入っているものには2種類あって、「使用停止」にしても動くということは、起動時にメモリーに読み込まれないということで、その種のものは「無害」です。それらは「起動させているときしか働かない」わけです。

いわゆる「機能拡張」の「コンフリクト」問題は、この「起動時にメモリーに読み込まれるファイル」同士が衝突して不都合を引き起こしているわけであります。面倒だっちゃ。

はっきり言って、マックの「コンフリクト解決」はMS-DOSのConfigファイルを記述するのより、遙かに難しい。その心は? 「試行錯誤するしか解決の方法がない」「怪しいファイルが多すぎる」「解決したとしてもある機能拡張を諦めるという形の解決法である」(マニアックになると、機能拡張を読み込む順番を設定することで解決するという手法があるらしいのだが、それなりのフリーか有料か知らないがソフトが必要であるらしい・詳しくありません)
 
 

ということで、今現在の私のwwwボリュームの機能拡張マネージャ・ネームWWWの構成である。

こんだけで無事インターネット出来てます。

1行目がモデム関係。
2行目からインターネット関係だが、2行目最後は今見たら不要。アイコンからしてアップルスクリプトであるが、アップルスクリプトを動かすためのファイルを外しているのであった。
3行目と4行目が謎のファイル群。Open Transport LibraryとOpenTransportLib以下同様に類似名のファイルがペアで存在。謎だ。。。
5行目。必要だった。
6行目と7行目。日本語関係に必要。
8行目。IEを起動させたら勝手にインストールしよった。IEを使わないのなら不要。

これで、36秒で起動します。フルコースのボリュームから起動すると1分9秒でした。半分近い早さです。

とりあえず、動くようになったのであるが、これが:

昨日も昨日とて、2メガ程度のファイルをダウンロードしようとしたら、今回は切断されなかったが2時間程度待てど暮らせどダウンロードが完了しない。業を煮やしてウインドウズ機でダウンロードしたら、それでも40分程度はかかったようであるが、無事ダウンロード成功である。

という状況である。

なんかため息がでるなあ。

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と書いたのはもう4〜5日前のことでもあろうか。
 
 

その後、ショックなことが続いてがくがくだったのである。
 
 

思えば「After Darkのせいだ」と誤解したことから始まったのである。「機能拡張のコンフリクト」やらだ、と思いこんだのが元凶だったのだ。
 

あ〜あ。
 

最小限のインターネット・ボリュームからの起動でも、不調になったのである。
 

どないせいちゅんじゃ!

実は、福田さんから、

ひょっとしてiMacの内蔵モデムが原因かも。
わたしのiMacも、iMacの56Kにプロバイダーが対応してなくてスピードをおとしてます。
設定を変える前はなかなか繋がらなかったのですが今は大丈夫です。
モデムの設定を変えるか(36Kにおとす)、今まで使ってたモデムで試してみてはどうでしょうか?
というアドバイスを受けていたのであるが、うちのプロバイダーは56Kに対応しているし、38Kに落としていた時も「不意に切断」されていたのでした。しかし、もうモデム以外ない、ということでアップルのページに行く。
 

http://www.apple.co.jp/support/imac/index.html

上のとこがiMacのサポートのページですが、これやっぱり腹立たしいとこありますよ〜。
 

56Kbpsモデム:最高速で接続するには[2000.1.13]
 

ってとこへ行きますね。

じゃ〜ん。
 

トピック
(この情報は、こちらの情報を翻訳したものです。日本での使用環境、 状況とは異なる場合があります。) 

 

日本でのモデムの接続に困っているので、日本のサポートコーナーへ行ったら「日本での使用環境、状況とは異なる場合があります

「役に立たないかも知れません」という情報を送るのがサポートするということなんだそうだ。
 
 

アップルジャパンは米国アップルが日本国民を搾取するために送り込んだ会社に過ぎない。
 

と文句言われてもアップルは構わないらしい。

日本のユーザには「当てはまらないかも知れない」情報を「翻訳サービスしただけでありがたいと思え」とアップルは考えているのでしょう。つくづく、アップルは。Think Differentな会社だと思います。金ずるの日本のユーザを大切にしないんだから、もう何をか言わんや。そんな態度を取るアップルを応援するユーザもユーザだ。
 
 

@@@@




しかし、こちとらは「トラブル解決」するために来ているのであって、「日本では当てはまらないかも」と釘をさされた、読みにくい翻訳文を読んでいっても、なかなか、肝心のところが分からず、ようよとたどり着いた、
 

「iMac Internal 56k (v.34 Only)モデムスクリプト」という質疑応答。
 
 

タイトル
iMac Internal 56k (v.34 Only)モデムスクリプト
Article ID: 100269TN
Created: 1998/09/17
Modified:

トピック
iMacの内蔵モデムを使った通信を行う時に、通信環境によって接続ができなかったり、途中で接続が切れてしまったりする場合があります。より安定した接続を行う場合には、このiMac Internal 56k (v.34 Only)モデムスクリプトをお試し下さい。

ディスカッション
  • iMacの内蔵モデムはK56flex対応(V.90にも対応)のモデムで、そのモデムスクリプトもできるだけスピードを重視した接続ができるような記述になっています。その為、電話回線のノイズ等の影響を受けて接続ができなかったり、接続時の回線品質と接続中の回線品質が変わってしまうことで、通信途中で接続が切れてしまう場合があります。 
  • こうした問題を回避する方法として、iMac Internal 56k (v.34 Only)をお試し下さい。このモデムスクリプトはモデムの通信速度を33.6kbps以下に抑えて、電話回線の品質が低下している状況でもより安定して接続することができるようにします。 

けっきょく、内蔵の58Kは、接続状態によって不調になることがあり、その場合34Kでつないだら安定して接続できる、ということらしい。

これだけ探すのに、どんだけ時間がかかったか!
 

私のプロバイダーの方にも行ってみたら
 
 

Q:XXインターネットよりティキティキは不安定です
A: このケースで一番多いのが56kモデム使用による問題です。
ティキティキインターネットでは56kをサポートしています。お客様が56kモデムをご利用の場合で今までご利用のプロパイダが33600bpsまでの対応の時は比較的安定して利用可能ですが、ティキティキインターネットでは、56k接続になりますので高速な分だけ不安定になります。また、現在56kモデムは56kモードでの接続において不安定な製品が多く、切断やフリーズ等が多く報告されています。もし、このケースに該当する場合は対策方法をモデムメーカーにお問い合わせ下さい。 

 

Q:よく切断され、通信状況が悪いのですが
A:
  • 回線にノイズの影響はありませんか?

  • 電話線を長く引き回している場合、電源等のそばを引き回している場合、途中をコネクタ等延長接続している場合などは、ノイズの影響が出るおそれがありますので、シンプルに短く配線を変更して下さい。
     
  • N0TTの回線設備に問題がある場合

  • お客様宅よりアクセスポイントまでの回線設備の品質が悪い場合があります。通常の電話でノイズが入る場合、電話の音声が小さい場合など、この影響が考えられます。ただし、NTTでは9600bpsまでの通信しか保証しておりませんので、この場合は解決の方法がありません。複数のモデムをお持ちの場合、調子の良いモデムを使うなど対応をお願いします。
     
  • モデムのソフトに問題がある場合

  • 一部の56kモデムでは使用しているチップに不具合があることが確認されています。疑わしい場合はご使用のモデムメーカーにお問い合わせ下さい。
なお、ティキティキインターネットでは現在多くのプロパイダで利用されている一体型のアクセスサーバー(受信装置)を導入しています。 

(抜粋)

プロバイダさんの意見は「ボロのモデムにご用心」ということらしい。

アップルは「ボロです」とは言わず「できるだけスピードを重視した接続ができるような記述になっています」といっているが、「そのときの状況に応じたスピードで接続する」ことはできない、ということは「ボロ」ということであろう。

そうか、そういうことか、と思っていると、(赤字は引用者)
 
 

タイトル
V.90 プロトコル:接続性について
Article ID: 30734JN
Created: 1998/09/02
Modified: 1998/09/02

トピック
私の iMac には 56Kbps モデムが搭載されているのに、どうして通信速度を 33.6Kbps に抑えてしまうモデムスクリプトを使わなければいけないのです か? 

ディスカッション
(この記事はV.90 Protocol : Connectivity Discussionを翻訳し掲載 したものです。日本の状況とは異なる場合がありますので予めご了承下さ い。)

iMac モデムは、アップルが 新しい V.90 プロトコルをサポートして出荷した 初めてのモデムです。V.90 プロトコル仕様は、x2 プロトコルと K56flex プ ロトコルの競争から生まれてきたものであり、まだ初期段階であるので、今後 変更が行われる予定です。

モデムがもう一方のモデムとの接続を確立しようとする際には、できる限り速 い速度になるように接続しようとします。接続の速度は次の二つのファクター で決まります:

  1. 相手側のモデムの能力

  2. 接続される側のモデムにも同じプロトコルがサポートされていなければなりま せん。iMac モデムは V.90 と K56flex プロトコルを両方サポートしている ので、これらのプロトコルを相手側のモデムがサポートしている場合は、 33.6Kbps から 53Kbps(技術的には 56Kbps は可能ですが、FCC(連邦通信委 員会)規定により最高速度は 53Kbps に制限されています)の速度で接続でき ます。接続先のモデムがこれらのプロトコルのどちらもサポートしてない場合 は、iMac モデムは、最高速度 33.6Kbps の V.34 プロトコルで接続しようと します。モデムは、双方のモデムにサポートされている一番速い速度のうち、 どちらか遅いほうの速度で接続するのです。
     
     
  3. 接続品質

  4. モデムによる接続は一般電話回線を通しておこなわれます。二点間の接続品質 は接続される度毎に違ってくる可能性があります。モデムどうしは、双方のモ デムで利用するプロトコルを調整して転送速度をどこまで保てるかテストしま す。転送速度が速いほど、電話線はノイズの影響を受けやすくなります。つま り、同じ二点間で V.90 で接続されていても、あるときは 44000bps であった り、また別のときは 38000bps であったりするのです。

    接続品質が V.90 接続で一番遅い速度もサポートされていない場合には、次に 遅いプロトコルを利用します。

    我々は、V.90 をインプリメントした iMac モデムを調べていますが、接続速 度の設定を速い方にしすぎるという問題が見られます。速度は遅くなっても、 より安定した接続に設定するかわりに、iMac モデムは、より速い速度の接続 を試し続けるのです。これにより、相手側のモデムが接続を確立できないと判 断し、ハングアップしてしまうことになります。

    この過度に高速接続しようとする iMac モデムの動きは、完全な接続を実現するために解決されなければいけません。しかし、電話回線を通しての接続品質 では実際のところ、そこまで高速な転送速度をサポートできないので、この件はあとに回すことにしましょう。

    V.34 しか使わない設定のモデムスクリプトは、V.90 プロトコルを使って接続 できないお客様のために用意したものです。ほとんどの場合、V.90 の実装が 調停(ネゴシエーション)に成功しても、結果として得られる接続は、電話回 線の品質のために 28.8Kbps 〜 33.6Kbps になってしまいます。その場合は、 V.34 と V.90 のどちらのプロトコルを使っても、違いがないのです

    アップルはモデムメーカーと手を組み、V.90 実装の動作を改善しようとして います。iMac モデムはソフトウエアでアップグレードできるので、アップグ レードが可能になった際には、既存のモデムをアップグレードするのは比較的 容易にできるでしょう。

    現在のところ、アップルは、iMac モデムのアップグレードがいつになるかを お約束できません。

    56Kbps 接続に関するさらに詳しい情報は、こちらをご覧ください: 56Kbpsモデム:最高 速で接続するには


(いやあ、最近の翻訳ソフトはすごい高性能ですなあ)
 

 
ぐわ〜ん!「この件はあとに回すことにしましょう」すごい、すごすぎる!名文だ!普通の人には書けない!
 

なお、ここでお約束できないといわれたアップグレードは済んでいて、私の333MHz版アイマックはもうアップグレード済だそうである。(アップルのリストを信用すれば・・)(あまりの名文ぶりに原文が読みたくなって行ってみたら、名文の部分は削除され、現在はアップグレードができますという記述に変わっていた)
 
 

あ〜疲れた。
 
 

ということで、うちのマックさんは、ご機嫌がよいときには、56Kで繋いでくれます。不貞腐れた時には、34K Only にすればつながります。34Kでも不意に切断されることはあります。

ウインドウズのモデムはオムロンのME5614D。これレガシー接続だから、レガシー不自由なアイマックには繋げれないのでありました。

あ〜あ、の哀マックでした。
 

米国アップルの日本主張所のウエッブには、Tech Exchangeというユーザのトラブル相談BBSがあって、そんなかでは、56Kで繋げるには、プロバイダを選んで、電話線をぶっといのにして、モデムのスクリプトを書き換えてとかオイオイと言いたくなるようなやりとりがありました。まあ、56Kがあるのに56でつながらないのは腹立つものなあ、と言ってもウインドウズでも、だいたい44Kぐらいで、よくて48Kぐらいかなあ、50Kの大台には乗らないようです。
 
 



 
 


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